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建機・重機で使用する【作動油】46と32の違いとは?選び方3つの基準

建機・重機で使用する【作動油】46と32の違いとは?
選び方3つの基準
ユンボの作動油には「AW32」と「AW46」という2つの代表的な粘度グレードがあります。
当店でも、「どちらを選べばよいのか分からず不安」・「違いがわからない」というお声を多く頂きます。
本記事では違いや選び方の基準、注意点まで建設機械専門店のマシーンパークが分かりやすく解説します。
ユンボの作動油における46と32の基本的な違い
作動油の46と32は「ISO規格」に基づく粘度グレードを表す数値です。それぞれ粘度が異なり、適した稼働環境も変わります。まずは基本的な違いを理解しておきましょう。
▼ISO 規格が表すオイルの粘度と粘度グレード
ISO 規格は、40℃における油の動粘度を数値化した国際基準です。
数値が大きいほど粘度が高く、粘り気のある油になります。AW32は32、AW46は46という粘度を示しています。
▼AW46とAW32のメリットと適した稼働環境
AW46は低温でも粘度を保ちやすく、寒冷地や冬季の稼働に向いています。
一方AW32は流動性が高く、温暖な地域や夏季の稼働に適しています。
稼働環境に応じた選択が重要です。

コベルコ建機・ヤンマー建機・クボタ建機・日立建機などの多くのメーカーは、AW32・AW46に対応した作動油を使用しています。
一方でコマツ建機は専用のCF10W(エンジンオイル系統)を指定しており、AW32・AW46をそのまま使用できない機種がある点に注意が必要です。
当店では[作動油 AW32] [作動油 AW46] [コマツ系作動油 CF10W]をそれぞれ取り扱っておりますので、機種に合わせてお選びください。
作動油の粘度選びで失敗しないための3つの基準

粘度選びで失敗しないためには、メーカー指定・気温・稼働状況という3つの基準を押さえることが大切です。
それぞれのポイントを具体的に見ていきましょう。
▼基準1:取扱説明書と建機メーカー指定の粘度を確認する
まず確認すべきは建機メーカーが指定する粘度です。取扱説明書に記載された推奨粘度を守ることで、故障リスクを減らせます。
たとえばコベルコ建機・ヤンマー建機・クボタ建機・日立建機の多くの機種はAW32・AW46に対応しますが、コマツ建機はCF10W指定機種が多く、型式(特に「FR」を含む型式はヤンマーOEM)によって適合オイルが異なるため、必ずメーカーへの確認をおすすめします。
▼基準2:使用する季節と稼働地域の気温変化に合わせる
たとえば冬季に気温が氷点下になる地域では、低温でも流動性を保てるAW32が向いています。
逆に夏季の高温地域ではAW46が安定した性能を発揮します。
▼基準3:重機の稼働状況と負荷の大きさを考慮する
稼働時間が長く高負荷な作業が多い現場では、油膜切れを防げるAW46が適しています。
軽作業中心の現場ではAW32でも十分対応できるでしょう。
不適切な粘度の作動油を使用するリスクと注意点

粘度が合わない作動油を使用すると、油圧機器の故障や性能低下につながる恐れがあります。
季節ごとのリスクと混合の注意点を確認しておきましょう。
▼夏季にAW32を使用した場合に起きるトラブル
夏季の高温下でAW32を使うと、油膜が薄くなり摩耗や焼き付きが起こりやすくなります。
油圧ポンプの寿命が縮む可能性もあるため注意が必要です。
▼冬季にAW46を使用した場合に起きるトラブル
冬季の低温下でAW46を使用すると、粘度が高すぎて流動性が低下し、始動不良やポンプへの負荷増加を招きます。
始業時の油温管理が重要になります。
▼異粘度や異なる銘柄の作動油を混ぜるリスク
• 添加剤の相性により油の劣化が早まる
• 粘度バランスが崩れ、本来の性能を発揮できない
異なる粘度の混合は避け、どうしても、粘度を変える場合は全量交換を強くオススメします。
作動油を交換・補充する際によくある疑問

作動油の交換や補充を行う際、多くの方が「メーカー指定油と汎用オイルの違い」や「シングルグレードとマルチグレードの違い」、さらには「最適な交換タイミング」について疑問を抱きます。
ここでは、現場でよくある代表的な質問にお答えします。
▼建機メーカー指定油と汎用(社外)オイルの違いと選び方
建機メーカー指定油は、大手石油メーカーとの連携のもと自社機器に合わせて専用配合されており、高い信頼性があります。
一方で、汎用オイル(社外品)も出光やENEOSといった国内大手石油メーカーが製造する「耐摩耗性油圧作動油」であり、性能や規格(ISO VG46/32など)基準をしっかりとクリアしています。
そのため、品質面や耐久性においては指定油と同等のパフォーマンスを発揮し、多くの整備現場や建設会社で導入されています。
• 保証期間内や純正へのこだわりがある場合: 建機メーカー指定油
• コストを抑えつつ品質も確保したい・複数メーカーの重機を一括管理したい場合: 高品質な汎用オイル(社外品)
「社外品だと故障しないか不安」と思われる方もいらっしゃいますが、しっかり規格の合った汎用オイルを選べば機械への悪影響はなく、オイルコストを大幅に削減できる合理的な選択肢となります。
当店では、国内大手石油会社で確かな品質を誇る【コスモ石油】の製品を取り扱っております。
即日発送にも対応しているため、お手元にすぐに届き、スムーズに整備に取り掛かることが可能です。
▼シングルグレードとマルチグレードの違い
一般的に自動車やバイクのエンジンオイルは幅広く対応できる「マルチグレード」が主流ですが、ユンボをはじめとする建設機械の作動油では「シングルグレード(AW46やAW32)」を使用するのが一般的です。
それぞれの特徴と違いを把握し、稼働環境に合わせて使い分けましょう。
• シングルグレード(ISO 32 / 46 など)※ユンボの主流
特定の温度帯に特化した標準的な作動油です。
価格が安く安定した性能を発揮しますが、夏は46、冬は32といった季節や地域に応じた粘度調整が必要になる場合があります。
• マルチグレード(高粘度指数油圧作動油)
特殊な添加剤を配合し、「低温時には柔らかく、高温時にはダレにくい」特性を持たせた作動油です。
寒暖差が激しい地域でのオールシーズン運用に適していますが、シングルグレードに比べて価格は高めです。

▼適切な補充・全量交換のタイミングと見極め方
建機の作動油は、過酷な使用に伴い酸化劣化や水分混入が進むため、定期的な点検と交換が必要です。
• オイルの性状チェック(日常点検): オイルゲージで「黒ずみ・白濁(水分混入)」「焦げ臭い異臭」がないか確認します。
異常が見られる場合は即時交換が必要です。
• 稼働時間での定期交換: 一般的な油圧ショベル(ユンボ)の場合、1,000〜2,000時間稼働または1〜2年ごとの全量交換が推奨されます。
• 補充と全量交換の使い分け: 油量が減っているだけなら「同銘柄の補充」で対応できますが、劣化が進んでいる場合や異なる粘度・銘柄へ変更する場合は、水分やスラッジ(ゴミ)を排出するためにも必ず「全量交換」を行ってください。
まとめ:自社の稼働環境に最適な粘度を選んでトラブルを防ごう
AW46とAW32は、気温や稼働状況に応じて使い分けることがトラブル防止の鍵です。
メーカー指定を基本にしながら、季節や負荷に合わせた適切な粘度選びを心がけましょう。
エースファクトリーグループの建機パーツストアでは、AW32・AW46をはじめ、コマツ系のCF10W、作動油エレメント(フィルター)まで幅広く取り揃えています。
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